この記事ではあんスタの朔間零の一人称と他キャラの反応について解説していきます
「零の一人称って我輩じゃないの?」
という感じですが、実は時と場合により零は一人称を使い分けています
結論としては、こう
零の一人称まとめ
・通常時:我輩
・一族の頭首時:私
・偉い人との会話時:私
・俺零時:俺、俺様、俺様ちゃん、零ちゃん
・(番外)幼児退行時:零ちゃん
零の過去についてエピソードとともにまとめた記事はこちら
朔間零の一人称を場面別に解説
零の口調遍歴を説明した後で、一人称の使い分けを見ていきます
朔間零のキャラ遍歴
零は自身の口調やキャラを時期によって変えています
一人称を語る上では、零のキャラ遍歴は欠かせません
零の口調ー簡単まとめー
・幼少期:詳細不明だが、俺零より控えめ
・俺零期:オラオラ系、「不良ぶってるような(by凛月)」
・討伐後:おじいちゃん、吸血鬼口調
零がおじいちゃん口調になった理由を詳しく知りたい方はこちら
一人称 通常時「我輩」
現代軸の零は「おじいちゃん口調」ですが、そのモデルは『ばんぱいあ将軍』の徳川綱吉です
おじいちゃんなだけであれば一人称は「私」や「ワシ」になるはずですよね
「我輩」という独特な一人称なのは、綱吉からのインプットだろうと言われています
あんさんぶるスターズ!!Music「温故知新/継承の御前試合」より引用(前略)
俺もDVDを見て、綱吉の喋り方が朔間先輩そのもので驚いたぞ
これまでは『吸血鬼』と『おじいちゃん』が俺のなかで繋がらなかったんだが、ようやく得心がいったというかー元ネタがわかったというか
おじいちゃん口調が初めて披露されたのは五奇人討伐直後、つむぎに対してした
このときはまだキャラが固まっていませんでしたが、すでに一人称は「我輩」になっています
その後ほどなくしてキャラが定着したようで、零が3年生になる春には一人称や口調は「おじいちゃん」であり「吸血鬼」で定着しています
一人称 一族頭首時「私」
現代軸で外せないのが、朔間一族の頭首として話す際の一人称です
一族の頭首としては自身を「私」と言い、口調も落ち着いた敬語でかなりよそ行きです
「私」で話した様子が描かれたエピソードは少ないですが、「生贄 不死者たちの復活祭」にて以下の会話がありました
あんさんぶるスターズ!!Basic「生贄 不死者たちの復活祭」より引用ですから、『私』は無理やり働かされているのではなく…自らの意思でここに立っています
(中略)
私が変えてみせます、いつの日か、必ず…
このストーリーではUNDEADと2winkの公演を観るために朔間一族が集まります
加えて「次期当主の晴れ舞台」のため、朔間一族の中でも老人や純血に近い(伝統を重んじる)人たちが足を運びました
そういった立場の人たち相手だからか、今までに見たことのないような話し方をしていますね
「生贄 不死者たちの復活祭」
どこで読める?
あんさんぶるスターズ!!Basicの「ズ!」
時期
零が2-3年生になる春
あらすじ
朔間一族の伝統行事を、UNDEADと2winkのライブに合わせて行うことになった一行。当日、会場には朔間一族が来場し…。
一人称 偉い人と話すとき「私」
映画『Road to Show』で先輩アイドルと会話する際も、零はかなりよそゆきの落ち着いた敬語で話していました
目上の人に対しては吸血鬼キャラは封印しているのですね
映画『Road to Show』は零が主演とも言えるくらいの活躍っぷりだったので、観てない方はぜひ!
一人称 俺零時「俺」「俺様」「俺様ちゃん」「零ちゃん」
通称「俺零」とは
零が生徒会長時〜五奇人時(高校2年頃)、かなりオラついてた時代。
凛月曰く「無理して不良ぶってたみたいな喋り方」「優等生が思春期を迎えて急にグレた」
俺零が見られるストーリー
あんさんぶるスターズ!!Basicの「ズ!」
→「追憶 それぞれのクロスロード」
「俺零」時は、零は自分のことを
「俺」
「俺様」
「俺様ちゃん」
「零ちゃん」
など、色々な呼び方をしていました
あんさんぶるスターズBasic「追憶 それぞれのクロスロード」より引用かっっこよくて強くて頼もしい俺様ちゃんに助力を請うなら、今が最後のチャンスかもしれね〜ぞ
たとえ死んでも朔間零ちゃんと心中できてラッキーじゃん♪
あんさんぶるスターズ!!Basic「追憶 それぞれのクロスロード」より引用この若さで死んで堪るか!あんたとちがって、俺にはまだやりたいことが『いっぱい』あるんだ!
俺零期の一人称を細かく見ると、
・自分の想いを吐き出しているとき:「俺」
・誰かと話しているとき:「俺様」「俺様ちゃん」「零ちゃん」
と、使い分けがあります
この時期は零が「生まれてきたくなんかなかった」と思ってしまうほど「死んだように生きて」いました
それも踏まえると、誰かと話すときは「俺様を自虐している」ような一人称に思えます
番外編:「零ちゃん」「零おじいちゃん」
零ちゃん(幼児退行時)
零はあえて子供っぽい喋り方をするときに自身を「零ちゃん」と呼ぶことがあります
現在は主に幼児退行しつつ相手を煽るためにあえて「零ちゃん」と言っていると思われます
「零ちゃんは敬人パパの膝で寝ゆ」などや、
え〜零ちゃん年端もいかぬキッズだから何をいってるかわかんな〜い、審判を買収しちゃ駄目なんてルールあったっけ?
(中略)
ねぇねぇ、お姉ちゃん?駄目?
零ちゃんどうしても勝ちたいんだけど、お姉ちゃんは味方してくれないの?中略
あんさんぶるスターズ!!Basic「スカウト!悪魔の館」より引用目を覚まして転校生っ、それが本当に『弟』に見える?だったら眼科に行くべきっ
ただ、幼少期に遊んでいた敬人も「零ちゃん」という描写があるので、小さい頃は「零ちゃん」呼びもあったのかもしれません
「零ちゃん」「敬くん」呼び…いいな
まさかその目的が、子供のころと同じように俺と遊びたかったからーだったとは言わないだろうな!?
もしそうだったら本気で貴様に呆れるし怒るぞ、『零ちゃん』!あんさんぶるスターズ!!Music「温故知新/継承の御前試合」より引用(中略)
ううん!零ちゃんはね〜、もう一度だけでも、『敬くん』とチャンバラごっこがしたかったんです♪
年長者ぶるとき:零おじいちゃん
零おじいちゃんというときは仲間内でふざけあっているときだけです
ストーリーを経るごとにこういったおふざけ口調が増えているところをみると、
「自由にふざけても愛される」と思える環境になったのかなと微笑ましく思います
あんさんぶるスターズ!!Music「How!魂を燃やす不夜城」より引用それだけでは晃牙にはわからんじゃろ、
よぉし、ここは零おじいちゃんが追加のヒントをー
他のキャラの反応
続いて、零の一人称や口調についての他キャラからの反応を見てみます
①晃牙
おじいちゃん口調・「我輩」について
晃牙は「俺零」に憧れていたこともあり、おじいちゃん口調や「我輩」は受け入れたくないという態度をしていました
ですが現在は今の零を認め、いつか復活するときまで支える気持ちが芽生えています
よそゆき口調・「私」について
晃牙は零が朔間一族に対して「私」とよそゆき口調で話しているのを見たときに動揺しています
理由は、
・何が本当の零なのかわからなくなって不安になった
・憧れている人のことを何も知らないことに悲しくなった
このときはアドニスと悩みを分かち合い、吹っ切れています
猫かぶりやがって、何が『私』だクソ腹立つ
(中略)
じゃあ『本当の朔間先輩』はどんなひとなんだろうって思ったんだよ
(中略)
俺は命懸けで、一生をかけて『なりたい』って思ったはずのあのひとのことを…
何ひとつわかっちゃいね〜んだな、って思ったら途方に暮れちまってさ
虚しい気分だよ、畜生…。中略
あんさんぶるスターズ!!Basic「生贄 不死者たちの復活祭」より引用そうして膨れ上がり、枝を伸ばしておおきく広がった大樹のようなもののすべてが、あのひとだ
(中略)
『俺』も『我輩』も『私』も、みんな『朔間零』だろう
俺たちはたぶん巨大な樹木から零れた一枚の葉っぱから、全体を想像しようとしているから見誤るんだ
寡黙なアドニスですが、大事なところで素直に人の根幹を見つめて伝えられるところは本当に長所です
零は恩師から託されたアドニスの面倒を見ていますが、そんなアドニスが良き理解者になっていることを零も気づいていることと思います
零に聞いてほしいアドニスの言葉
かつて零は、「人を救って感謝され肯定されることで自分の存在を安心させていた」と述べていました
→アドニスの『俺』も『我輩』も『私』も全てが『朔間零』という言葉は、零が最も求めていた言葉のように感じます
②薫
零の一人称に対する薫の反応はシンプルです
・急に変わってびっくり
・どうでもいい
・ファンは大丈夫?
・最近キャラがブレブレじゃない?
これは仲良くなる前の反応ですが、「男なんてゲロゲロ〜」なところがよく現れています
何かと注目されてしまう零ですが、こうして「興味ない反応」をされるのは逆に嬉しいことなのだろうと思います
薫は「そのときの零」をシンプルに捉え、自分の気持ち「興味ない」「好き」「嫌い」をそのまま伝える傾向があります
零を信仰せず、フラットに意見してくれる存在は零にとっては必要不可欠な存在になっています
③アドニス
零の一人称に対するアドニスの反応も一貫しています
「口調がどんなであっても、朔間先輩は朔間先輩だから問題ない」
です
ただし純粋が故に「朔間先輩は吸血鬼なのに衣装に十字架を使っていて大丈夫なのか」など、零を焦らせる爆弾発言をしたりします
④凛月
零の一人称に対する凛月の反応は、辛辣です
(「コーラス☆始まりのオペレッタ」前は特に辛辣でした)
・わけわかんない喋り方
・別人のふりをしている内は俺も知らない人だと思って接する
一方で、凛月が零を呼ぶ際の呼び方も零から影響を受けているものと思われます
凛月の零への呼び方
・過去、現在の余裕のないとき:お兄ちゃん
・現在の通常時:兄者
オペレッタの前は兄への怒りや寂しさ、兄を苦しめた世間への感情から、零に辛辣に接していた凛月
本気で零のことをゴミ虫のように罵っていましたが、
オペレッタにて想いを打ち明け、その後は関係が改善しています
とは言え、素直になれない凛月は表向きにはツレない態度を取っていますが、二人のときは割りと仲良くしているようです(by衣更真緒)
どんな一人称の零も零
『俺』も『我輩』も『私』も、すべて朔間零
これが全てですね
色々なキャラ作りをしながら成長し、遅れた自分探しをしている朔間零
どんな零のことも応援していきたいですね
俺零が拝めるアニメはU-NEXTで
第10話と第11話の『エレメント』が最高です